
メゾネット形式の住戸は各階層が建築基準法の「居住」空間としての条件を満たさなければならないことから、
たいていのメゾネット式の設計はとても難しく、階段の占有面積を減らすという形で、その有効面積を割り出す設計が
されています。すなわち階段を急勾配にするという方法で階段の占有面積を小さくとり、有効面積を広くするといった形
になります。各フロア、各部屋の利用の仕方次第で、マンションでありながら個性を持って生活できるという魅力のある
メゾネットですが、この最大の短所は、限られた住戸内に「階段」を設けなければならないということです。
階段の占有面積を大きく取り過ぎれば、メゾネットタイプのマンション各居住内ではその有効面積の狭さで生活に支障が
生じ、階段の占有面積を小さくすることは、階段から転落する危険も考えられます。十分な余裕のある敷地面積に建設された
マンション内のメゾネット式であればこの問題は解決するのですが、都内などの限られた敷地面積で立てられたマンションで
はなかなか難しい点です。
京王線沿線では特に多摩市、三鷹市などでメゾネットタイプが比較的安価で賃貸できる物件が多く見られますが、
メゾネットの最大の特徴である階段を確保するためには、やはり各階の居住スペースの有効面積を減少させなければならない
ことに変わりはありません。よって比較的安価であってもその占有面積は20㎡前後と決して広いとは言えない居住スペース
となってしまします。ですから京王線沿線でもメゾネットタイプのマンションを選ぶときには、以上のリスクがあることを
考えながら選定しなければなりません。